エンジニアならではのメリット
エンジニアがハッカソンに参加することには、どのようなメリットがあるのでしょうか。フリーランスにとってイベント選びは重要なので、ハッカソンが自分にとってどう役立つのかシビアに見ておく必要があります。
開発のすべてを経験できる
アイデアの段階から開発プロジェクトに関わることができるのは、エンジニアにとって大きなメリットです。ハッカソンで開発にかける時間は長くても1週間程度で、1日で完結するものもあります。短期間で集中的にアイデアから計画、開発へとテンポよく開発を進めていくことで、0から1への開発経験をひとつ積み上げることができます。制限時間が短いと集中力を高いところでキープできるので、普段なかなか出ないような力を発揮することもあるでしょう。
新しい技術に触れることができる
ある程度業務が固定されてくると、新しい技術に触れる機会が減ってしまいます。フリーランスにとって技術のアップデートはフリーランス生命にかかわることですが、自分から行動しないなら新しい技術が生まれていることすら知らないままです。情報としては知っていたとしても、その技術を使える場所がなければ応用にまで至りません。そこで役立つのがハッカソンです。ハッカソンで何をするかを決めるのは参加者本人です。新しい技術を使ってみたいなら、新しい技術を使える人とチームを組んで何ができるかを考えればいいのです。現場でとにかく何かを開発してみることによって、その技術を今後どう応用できるのかが見えてくる場合もあるでしょう。さまざまな人の能力を寄せ集めて新しいものを生み出す現場には、個人では手の届かないような学びが凝縮されているのです。
人脈が広がる
ハッカソンに参加する人は、スキルアップのためというよりも開発を楽しみたい人が多いことが特徴的です。やっていることは本気でも雰囲気はカジュアルなので人同士が打ち解けやすく、その後も続く友人を見つけやすい場所です。良い人脈が広がれば、そこから良い仕事が生まれることもあります。別のハッカソンに一緒に参加して、新たな仲間を見つける楽しみもあります。義務的に仕事をこなしている人ではなく、開発を楽しめる人と出会えるのはハッカソンだからこその魅力です。
純粋な気持ちで開発を楽しめる
納期に追われるわけでもなく失敗しても誰も困らない開発は、大胆な気持ちで楽しむことができます。チームメイトとワイワイしながら新しい何かを生み出そうと奮闘する時間は、まるで童心にかえったかのような時間になることでしょう。エンジニアの仕事で煮詰まってしまったとき、楽しさを思い起こすためにハッカソンに参加してみるといいリフレッシュになるかもしれません。
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ハッカソン参加で気をつけるべきこと
フリーランスのエンジニアがハッカソンに参加する際、気をつけるべき点がいくつか挙げられます。まず、ハッカソンは開催期間が短いという特性を理解し、事前にプランを立て準備をしておくことが望ましいです。開催前に題材を確認し、ある程度の構想を練っておくことで、イベント当日にアイデアが煮詰まり時間切れとなる事態を免れるでしょう。また、ハッカソンで成果を出すためには、チームビルディングとプレゼンテーションも重要だと言えます。
エージェントを活用して新しい案件に挑戦
ハッカソンで得た経験を活かせる案件探しに、エージェントを活用するのも1つの手です。というのも、エージェントが保有している案件は、エンジニア個人が自力で営業をしても獲得できないものが多く、好条件が揃った非公開案件と出会える確率が高いからです。案件の紹介以外にも、エージェントではさまざまなサポートを行っており、本業に専念するためにも使わない手はありません。ここでは、「レバテックフリーランス」ほか、信頼できるエージェントを紹介します。
大ブームになっている理由
世界中のエンジニアにはおなじみの「ハッカソン」が、日本で大きなブームになっています。もともとはエンジニアが短期間で新しいものを開発するイベントだったものが、非エンジニアの参加によってさまざまなものを生み出せる場になりました。本来の目的であるイノベーションだけでなく、社会問題の解決策を模索する場や人材発掘の場として利用されるなど、日本独自の形になって全国に広がるハッカソンは、フリーランスエンジニアならぜひ注目したいイベントです。