2日間開催のスケジュール例
フリーランスで活躍するエンジニアにとって、ハッカソンはいろいろなチャンスとアイデアが詰まっている魅力的なイベントです。ここでは、2日間にわたって行われるハッカソンの流れの一例をご紹介します。
ハッカソン1日目
ハッカソンのオープニングが朝9:00からスタートし、約1時間かけてセレモニーがあります。主催者がセレモニーの進行役となり、ハッカソン開催の趣旨や概要、スポンサーを含む関係各所の紹介、スケジュールや注意点などについての説明を行います。ひととおりのセレモニーが終了すると、次はチームビルディングの段階へと移ります。ハッカソンでやりたいことがアイデアとしてある人は、この段階でそれぞれ発表します。特にアイデアを用意していない人は、自分が力になれそうなチームを探します。ここではまだ具体的なことは考えず、12:00ぐらいまですべての土台となるチームづくりに集中します。
チームが結成されたら、アイデアソンで具体的なアイデアを練ります。17:00ぐらいまでかけて開発手法やプロセスについての意見交換をしながら、ひとつのアイデアにまとめていきます。計画が具体化されたら、チームとしての中間発表を行います。何をどうやってやろうとしているのかを全チームが発表することで、他のチームがやろうとしていることがある程度具体的にわかります。
ここまでが済んだら、あとは各チームひたすら開発を進めるのみです。開発の進み具合によっては、徹夜になってしまうチームもありますが、眠る間も惜しんで開発に没頭するほどの熱量を持ったチームの仕事がこのときばかりは心地よかったりもします。
ハッカソン2日目
ハッカソン2日目は引き続き17:00ごろまで開発が続けられ、その後成果物の発表が行われます。短い時間で企画から開発まで行っているにもかかわらず、多くのチームがアイデアをしっかりと形にしている様子は圧巻です。与えられている時間が短いからこそ、チームが一丸となって開発に集中できるのかもしれません。成果物の発表だけで終了するハッカソンもあれば、成果物に順位をつけるハッカソンもあります。シビアな競争というわけではなく楽しみながら参加するタイプのイベントなので、どんな賞であれ参加者はそれなりの達成感を味わいます。
すべてのプログラムが完了すると、いよいよ懇親会がスタートします。懇親会は、他のチームの人や主催者などに近づくチャンスです。話してみたい人がいるならば積極的に近づいてみることをおすすめします。ここでの出会いが次の新しいプロジェクトにつながることも少なくないので、ハッカソンで人脈を広げたい人は懇親会をフル活用しましょう。
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ハッカソン参加で気をつけるべきこと
フリーランスのエンジニアがハッカソンに参加する際、気をつけるべき点がいくつか挙げられます。まず、ハッカソンは開催期間が短いという特性を理解し、事前にプランを立て準備をしておくことが望ましいです。開催前に題材を確認し、ある程度の構想を練っておくことで、イベント当日にアイデアが煮詰まり時間切れとなる事態を免れるでしょう。また、ハッカソンで成果を出すためには、チームビルディングとプレゼンテーションも重要だと言えます。
エージェントを活用して新しい案件に挑戦
ハッカソンで得た経験を活かせる案件探しに、エージェントを活用するのも1つの手です。というのも、エージェントが保有している案件は、エンジニア個人が自力で営業をしても獲得できないものが多く、好条件が揃った非公開案件と出会える確率が高いからです。案件の紹介以外にも、エージェントではさまざまなサポートを行っており、本業に専念するためにも使わない手はありません。ここでは、「レバテックフリーランス」ほか、信頼できるエージェントを紹介します。
大ブームになっている理由
世界中のエンジニアにはおなじみの「ハッカソン」が、日本で大きなブームになっています。もともとはエンジニアが短期間で新しいものを開発するイベントだったものが、非エンジニアの参加によってさまざまなものを生み出せる場になりました。本来の目的であるイノベーションだけでなく、社会問題の解決策を模索する場や人材発掘の場として利用されるなど、日本独自の形になって全国に広がるハッカソンは、フリーランスエンジニアならぜひ注目したいイベントです。